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世界の終り [日常]

ハードボイルド・ワンダーランド


読み始めました。4~5年前に文庫版を上下2冊購入し、2~3年程前に一度読み始めて、その時は下巻の ~p.110辺りまで読み進めたところで何故か一旦途中で止まってしまっていたのですが←オイオイヾ(^_^) 今回何を思ったか何に感化・触発されたのか、本日無造作に無尽蔵に下巻の頭から読み始めました。

奇数章と偶数章で…(読者が)二つの世界を股に掛ける「静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険活劇」(帯より引用)

村上春樹氏の長編小説。巷では最新作が今年一番の大ヒットを記録して世間を大いに賑わしたようですが、そんなかんやで(?)どこ吹く風、私は甚だマイペースに時代錯誤感たっぷりに読み進めて参ります。

ちなみに今作においては、巨大な"壁"に囲まれた「世界の終りが」物語のキーとして登場します。作品の中ではとある暗黒帝国の一地域が、栄枯盛衰繁栄と没落…自然の猛威でしょうか、山と谷に囲まれ外界から隔離されたまま長い年月を刻み、周辺地域とは似ても似つかぬ異質の文明を築き上げた進化の過程から阻害された…ような感じの、下界とは完全に隔絶されたそれはあたかも無が永遠を支配する黄泉の国のような不思議な世界が、"世界の終り"として読者を誘(いざな)い向かい入れます。その世界の主人公、気付いたら"世界の終り"に迷いこんでいた"僕"は、図書館に貯蔵された無数の掘削された埋蔵金でも石油でもない一角獣の頭骨から"夢読み"をして日々を過ごしています。

現段階でまだ私はこの作品のパラレルワールドの重なり合いのオチを知らないので(嘘、以前読んでいた時に辿り着いてたような気がします)、このあと読み進めて行くのが楽しみです…って、(ネタバレあり)恐らくハードボイルドワンダーランドの主人公"私"の脳内…

なんのメタファーなんだろう?

参考までに、『世界の終り…』も『1Q84』も、元ネタの著書があるそうです。詳しいことは、文学の詳しい方に。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1988/10
  • メディア: 文庫


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