小沢に惚れた

昨日午前の総理公邸訪問に続く、民主党大会における約10分にのぼる往生際の悪い対検察色を全面に出した司直批判演説。説明責任果たさず、出頭要請・辞任要求の求めに応じず、直ちに辞任せず、噴出する党内不安を押し沈め不満分子を黙らせ、これから尚も主席の座に留まり、不況下速やかな成立の期待がされる予算審議等荒れに荒れる今通常国会(←健全な破天荒でない野党の振る舞いは総選挙不利に働く？)に臨む決意の表明。打出の小槌、辣腕・剛腕振りかざす。歯に衣着せぬ…、札束を食いしばってでも踏み留まる模様。それはまるでいくらつついても埃一つ出ないびくともしない絶対的権力―権勢を誇らしげに誇示する―を象徴する、あたかもかつての木曜クラブを彷彿とさせる、古い自民党体質そのもの。

ただ日本国民にとってもマスコミにとってもこれは一種の通過儀礼に思える。待ちに待った待望の政権交代→長期に渡るイメージ悪化の消耗戦。消費する。

小沢第一書記・鳩山総理(←亀持ち？)の続投を、徹頭徹尾首尾一貫貫徹される蛇行運転(←タグ？)を、私は断然強く希望する。まさにガチンコ勝負。半年後に駄駄を捏ねても否が応にも行なわれる天下分け目の参院選の全面対決が俄然興味深いものになる。よもや移ろい易い国民世論が反検察に傾く？ 一方、一部にリーダーシップに欠けるとの評もあった、真面目温厚な人柄東大大蔵省御公家集団出自、ここに来てその生真面目さ誠実さが吉と出るか…、仇となるか、奏功するか。

主客交代の役柄配置転換は、日本の政治を二大政党制の定着・民主主義の成熟の観点から(←なんて悠長な！)今後数十年長期スパン長い目で見れば、双方避けて通れない通り抜けるべき鍛錬・試練の修羅場。

民主党には綱領がない。

公領はない？

高揚はない。

効用はない？

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