「科学技術は日々進歩し、従来解決できないとされていた問題を次々と解決している。しかし、科学技術の進歩にあっても克服できず、変えることも避けることのできない人生の壁(死、苦、争い、罪責など)をヤスパースは「限界状況」とよんだ。ヤスパースはこのような限界状況を避けることなく直視せよという。人間は限界状況において、自分の非力さ、自己の有限性を思い知らされることになる。しかし、ここから逃げ出したら真の実存にはなれない。限界状況を直視しつつ生きていくとき、本当の実存になれるのだと、ヤスパースは主張する。」
2011-04-11 14:46
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