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βコーポラティズム [言葉の定義に拘り過ぎ]

経営者側と労働者側がそれぞれ単一もしくは少数の頂上組織をもち、労使の頂上団体が賃金や物価上昇率などについて協議して一定の方針を固め、政府もまたその方針が実現されるように協力している政治のこと(中略)一方に個別企業や業界団体を統括する経営者の頂上団体があり、他方に企業別組合や産業別組合を統括する労働者の頂上団体がある。それぞれの頂上団体が、傘下の企業や団体を効果的に統制することによって、駆け抜けもしくはただ乗りを防ぐようにしながら、賃上げと価格引き上げを一定の範囲に抑える約束をする。政府もまた公共料金を凍結するなどして、政府として可能な範囲で労使の約束が果たされるような環境づくりをした。

『政治学』(初版)有斐閣2003
479~481頁



岡沢憲芙編『演習ノート 政治学』〔第4版〕法学書院2007
I 政治の基本概念 10 コーポラティズム
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